バレエと学業の両立

『学業とバレエの両立は可能でしょうか』

小学生高学年〜学生の保護者のみなさんからよくある質問です。

生徒本人次第ではないでしょうか。

もともと生徒自身がもっている得意分野、資質、学ぶスピード、理解度は個人差がありますが、時間の使い方、集中の仕方によって、両立は十分可能ですし、そういった学生は世界中にたくさんいます。

課外学習の範囲でクラシックバレエに取り組む生徒はもちろん、海外でプロフェッショナルやバレエ留学を目指す生徒についても、進路についてしっかりと考えることは大切です。

学業やバレエに必死に取り組みつづけることは素晴らしいことです。ただ、それイコール『どちらかの放棄』ではありません。

プロフェッショナルとして活動しながら、バレエ以外の分野を学ぶために欧米大学に通う、欧米大学(バレエ以外の専攻あるいは米国の場合はダブルメジャー制度)を卒業してから、プロフェッショナルの道に進むバレエダンサー。​ 引退後に欧米大学に入学するバレエダンサーはごく一般的です。

人生は長いわけです。

スクールとしては、学業と両立できるような形でバレエに取り組めるよう、随時相談に応じています。

​『欧米でのプロフェッショナルなバレエ』と『日本的な遊び半分、習い事の延長上のなんちゃってバレエ』を混同して、間違った解釈をしてしまっている日本の保護者のみなさんがたくさんいます。

もっと確立された分野であることを十分理解しておきましょう。​​​​

なお、盲目的に日本国内でしか通用しない入学試験とその合格人数に異常な重点を置くガラパコス化された塾に、10代の貴重な時間全てを注ぐ活動については、グローバル水準の学業の定義とは異なるでしょう。

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