バレエの世界では、レッスン中の用語やステップ名の多くがフランス語や英語で使われています。特に海外の先生やオーディションでは、発音が正確であることが理解力や印象に大きく関わります。この記事では、初心者でもわかりやすく、よく使う英語の発音ポイントと練習方法を紹介します。
🌸 バレエ英語を学ぶ理由
バレエ用語の多くはフランス語由来ですが、海外のクラスではそれを英語読みすることが一般的です。
たとえば、フランス語の「plié(プリエ)」は、英語では「plee-ay」と発音されることもあります。
こうした細かな発音の違いを理解しておくことで、レッスン中の先生の指示がスムーズに聞き取れるようになります。
また、正しい発音で話せると、オーディションやワークショップなどの場面で、自信を持って自己紹介やコミュニケーションが取れるようになります。
🩰 よく使うバレエ英語の発音一覧
以下は、レッスンで頻出する英語(または英語読みするフランス語)の発音ガイドです。
カタカナ発音と英語の音の両方を意識して練習してみましょう。
| 用語 | 意味 | 英語発音(IPA) | カタカナ目安 | 
|---|---|---|---|
| plié | 曲げる | /pliːˈeɪ/ | プリエイ | 
| tendu | 伸ばす | /tɒnˈduː/ | タンデュー | 
| relevé | かかとを上げる | /ˌrɛləˈveɪ/ | ルルヴェイ | 
| jeté | 投げる | /ʒəˈteɪ/ | ジュテイ | 
| arabesque | アラベスク姿勢 | /ˌærəˈbɛsk/ | アラベスク | 
| battement | 打つ動作 | /ˈbætmɑːn/ | バトマン | 
| pirouette | 回転 | /ˈpɪrʊɛt/ | ピルエット | 
| pas de deux | 二人の踊り | /ˌpɑː də ˈdɜː/ | パ・ド・ドゥ | 
| adagio | ゆっくりの動き | /əˈdɑːʒioʊ/ | アダージオ | 
| allegro | 速い動き | /əˈlɛɡroʊ/ | アレグロ | 
※フランス語本来の発音とは異なりますが、海外の英語レッスンでは上記のような読み方が主流です。
🎧 発音を上達させるためのコツ
1. 先生の英語の指示を「音」で真似する
「Repeat after your teacher(先生の発音を真似して繰り返す)」という基本が最も大切です。
例えば “and plié, and stretch!” のようなリズムをまるごと真似して、音とリズムのセットで覚えましょう。
2. YouTubeで「Ballet class English」検索
海外のバレエクラス動画では、実際の先生の発音が聞けます。
例:
- 
“Relevé, arms in fifth position.” 
- 
“Let’s go for tendu to the side.” 
 こうした自然なイントネーションを耳で覚えることが、最も実践的な練習方法です。
3. 口の形を観察して練習
“plié”の「ee-ay」など、母音の動きが大切です。
鏡を見ながら「唇の開き方」「舌の位置」を意識して練習しましょう。
特に英語では、「息を出しながら発音」することがポイントです。
🗣️ クラスで使える発音練習フレーズ
| 日本語 | 英語フレーズ | 発音のヒント | 
|---|---|---|
| もう一度お願いします | Could you say that again? | クジュ・セイザト・アゲン | 
| 次は何ですか? | What’s next? | ワッツ・ネクスト | 
| 私の順番ですか? | Is it my turn? | イズ・イッ・マイ・ターン | 
| ゆっくりお願いします | Slowly, please. | スローリー・プリーズ | 
| ありがとうございました | Thank you very much. | サンキュー・ヴェリーマッチ | 
これらを声に出して練習することで、バレエ英語の「耳」と「口」を同時に鍛えることができます。
🧠 口頭練習のステップ
- 
耳で聞く(Listening) 
 先生や動画の英語を何度も聞いて、リズムやイントネーションを真似る。
- 
声に出す(Speaking) 
 小さな声でもOK。まずは毎日1分でも発音してみる。
- 
録音して聞く(Feedback) 
 自分の発音を録音し、オリジナルと比較してみましょう。
 どこが違うか気づくことで、発音が確実に上達します。
🕊️ 発音を意識すると上達する理由
正しい発音を意識すると、耳が英語のリズムに慣れ、結果的に動きのテンポや呼吸の使い方も良くなります。
音と動作が一致してくると、先生の指示に即座に反応できるようになり、踊りの精度も上がるのです。
🌍 海外留学・オーディションでも役立つ!
バレエ留学やサマースクールのオーディションでは、クラス内の会話がすべて英語で行われます。
“Next, group one!” “From the top!” “Cross the floor!” などのフレーズをすぐ理解できると、余裕をもって踊ることができます。
発音を含めた英語力を日頃から少しずつ磨いておくことで、海外でも自信を持ってレッスンに参加できるようになります。
💡 まとめ
- 
バレエ英語の発音は、正確さよりもリズムと音の感覚を重視 
- 
「聞く → 真似する → 声に出す」練習を繰り返す 
- 
正しい発音は、理解力と表現力を同時に高める 
今日からできる練習法:
1日5分、YouTubeの海外バレエクラスを聞いて、
“plié” “tendu” “relevé”を声に出して練習してみましょう。
継続することで、あなたの発音も表現もぐんと上達します。
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