バレエの舞台では、普段のメイクでは照明に負けて顔がぼやけてしまうことがあります。
とくに スポットライト・側面照明・客席からの距離 があるため、顔の立体感を強調しないと表情が見えません。
この記事では、バレエ初心者の方に向けて、
「舞台照明でも顔がはっきり見えるバレエメイクのポイント5つ」 を丁寧に解説します。
バレエの舞台裏 – プロダンサーの知られざる世界と厳しい現実
① ベースメイクは“厚め&崩れにくく”
舞台では汗・熱・照明によりメイクが崩れやすいので、
普段よりしっかりめのベース が必要です。
ポイント
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下地はマット系 or 皮脂くずれ防止タイプ
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ファンデはリキッド+フェイスパウダーで固定
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Tゾーン・鼻先はしっかり押さえてテカり防止
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くすみやすい目元・口周りはコンシーラーで明るく
舞台用ファンデーションを使うと、ライトが当たったときの白飛びを防げます。
② 眉は太め&長めに描く
照明が当たると、眉が光に負けて“薄く見える”ことが多いです。
ポイント
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普段より少し太め&濃いめに
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ペンシルで形をしっかり取り、
パウダーでぼかして立体感を出す -
眉尻は“消えやすい”ので気持ち長めに
バレエの役柄(可愛い・大人っぽい)で眉の角度を変えると表情が伝わりやすくなります。
③ アイメイクは大きく・濃く・くっきり
舞台メイクで最重要なのが 目を大きく見せること。
ポイント
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アイシャドウはブラウン・赤みブラウン・ピンクなど濃い色を使用
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目のくぼみ(アイホール)をしっかり濃淡で強調
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アイラインは太めに
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目尻は斜め上へ長めに引いて“目の表情”を拡大
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下まぶたにもシャドウで影を入れる
まつげはつけまつげ推奨!客席から目がはっきり見えるようになります。
④ チークとシェーディングで“立体感”を作る
平坦な顔は照明下で潰れて見えます。
舞台メイクでは 影と光のコントラスト がとても大事。
ポイント
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頬骨の高い位置にしっかりチーク
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シェーディングで頬・フェイスラインに影
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ハイライトで鼻筋・目頭・額を明るく
子どもも大人も、光に負けないためには“骨格を強調するメイク”が必要です。
⑤ リップは濃い色を選んで表情をはっきり
リップは照明で飛びやすいため、
普段より濃いカラー を選ぶと表情が伝わりやすくなります。
ポイント
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赤・ローズ系の濃い色を使用
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輪郭をペンシルでしっかり取る
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グロスよりマット or セミマットが長持ち
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口角を上げて描くと“笑顔”が客席に伝わる
まとめ:舞台メイクは「日常の2倍」が基本
バレエの舞台メイクは、普段のメイクとは目的がまったく異なります。
遠くの観客や保護者、ビデオカメラに向けて、
顔の情報(目・眉・口)を大きく・濃く・立体的に見せる 必要があります。
初心者がまず意識すべきことは以下の5つ:
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ベースは崩れない“しっかり仕上げ”
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眉は太め・長め
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アイメイクは濃くはっきり
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チーク&影で立体感
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リップは濃いカラー
この5つを押さえるだけで、
「照明に負けない」「写真で映える」「表情が伝わる」バレエメイク に大きく近づきます。
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