📌 この記事のポイント
- プロのダンサーが実践するバレエのお団子固定テクニックを紹介
- シニヨンが崩れないための必須アイテムとその使い方
- レッスンから舞台まで使えるヘアスタイルのコツ
- 生徒さんからよくある質問への回答
なぜバレエのお団子は崩れてしまうのか
バレエのレッスンや舞台で、せっかくきれいに作ったお団子が崩れてしまう経験は誰にでもあります。特に激しい動きや回転があると、髪の毛がほつれてきてしまうものです。この原因は主に3つあります。
- 髪の毛の量や質によって、固定力が変わる
- 使用しているヘアアイテムの選び方や使い方が適切でない
- 基本的なシニヨンの作り方に工夫が足りない
例えば、細い髪の毛の人はボリュームが出にくく、固定が難しい傾向があります。逆に太い髪の毛の人は重さで下がりやすくなることも。ラリーズスクールオブバレエのレッスンでは、こうした個々の髪質に合わせたアドバイスも行っています。
また、汗をかくと髪の毛が滑りやすくなり、固定力が落ちてしまいます。特に夏場や激しい動きの後は、ヘアスプレーだけでは不十分なことも多いのです。プロのダンサーたちは、こうした状況でもシニヨンを維持するための特別なテクニックを持っています。
プロ直伝のバレエお団子固定テクニック
パリ・オペラ座やロイヤル・バレエのダンサーたちが実践している、崩れないお団子の作り方を紹介します。これらの方法は、長年の経験から生まれた確かなテクニックです。
1. 二重巻きで根元をしっかり固定
まず、髪の毛を高い位置でポニーテールにします。このとき、根元をしっかりと固定することが大切です。プロのダンサーは、ゴムで1回巻いた後、もう一度同じ位置で巻き直す「二重巻き」をしています。この方法で、根元が緩みにくくなります。
さらに、ポニーテールの根元にヘアスプレーを吹きかけると、より効果的です。ただし、スプレーの量が多すぎるとベタつきの原因になるので、適量を心がけましょう。
2. ネットとピンの組み合わせで完璧なシニヨンに
お団子を作る際は、髪の毛をネットで包み込むようにします。ネットのサイズは、髪の毛の量に合わせて選びましょう。ネットに包んだ後は、Uピンやボビーピンでしっかりと固定します。
ピンの刺し方にもコツがあります。お団子の根元からピンを斜めに刺し、頭皮に沿わせるようにすると、固定力が高まります。また、ピンの先端を内側に向けて刺すと、外れにくくなります。
3. 仕上げのヘアスプレーは必須
お団子が完成したら、最後にヘアスプレーで仕上げます。このとき、スプレーを直接髪の毛に吹きかけるのではなく、少し離れた位置から全体にまんべんなく吹きかけるのがポイントです。こうすることで、ベタつきを防ぎながらしっかりと固定できます。
特に汗をかくと崩れやすくなるので、レッスン前だけでなく、休憩時間にもスプレーを使うと効果的です。スタジオでは、こうした細かなテクニックをレッスンの中で伝えています。
15年以上の指導経験から言えることは、お団子の固定は技術だけでなく、使うアイテムの選び方も重要です。特にピンの質やヘアスプレーの種類によって、仕上がりが大きく変わります。
ラリーズスクールオブバレエの教師
バレエのヘアスタイルに欠かせないアイテム
シニヨンを長時間維持するためには、適切なアイテムを選ぶことが大切です。ここでは、プロのダンサーも愛用している必須アイテムを紹介します。
1. 強力な固定力を持つヘアスプレー
バレエ用のヘアスプレーは、通常のものよりも固定力が強いのが特徴です。特に、汗や湿気に強いタイプを選ぶと、レッスン中でも崩れにくくなります。例えば、パリ・オペラ座のダンサーたちが使用しているスプレーは、長時間の舞台でも安定した固定力を保ちます。
ただし、固定力が強すぎると髪の毛が傷むこともあるので、適度な保湿成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。ラリーズスクールオブバレエの大阪梅田校では、生徒さんの髪質に合わせたスプレーの選び方もアドバイスしています。
2. 滑りにくいヘアネット
ヘアネットは、お団子を包み込んで形を整えるために欠かせないアイテムです。ネットの素材によって、滑りやすさや固定力が変わります。例えば、シルク混のネットは滑りにくく、髪の毛をしっかりと包み込んでくれます。
ネットのサイズも重要です。小さすぎると髪の毛がはみ出し、大きすぎると緩んでしまいます。自分の髪の毛の量に合ったサイズを選びましょう。また、ネットの色は髪の毛に合わせると、自然な仕上がりになります。
3. 使いやすいUピンとボビーピン
Uピンとボビーピンは、お団子を固定するための必須アイテムです。Uピンは根元の固定に適しており、ボビーピンは細かい部分の調整に向いています。特に、ボビーピンは頭皮に沿わせるように刺すと、外れにくくなります。
ピンの素材も重要です。金属製のピンは滑りやすいので、樹脂製のものを選ぶと良いでしょう。また、ピンの先端が丸いタイプは、頭皮を傷つけにくく、安全です。
レッスンから舞台まで使える応用テクニック
バレエのお団子は、レッスンと舞台では求められる仕上がりが少し違います。レッスンでは動きやすさが重視される一方、舞台では見た目の美しさも重要です。ここでは、それぞれのシーンに合わせたテクニックを紹介します。
レッスンで使える簡単固定法
レッスンでは、何度もお団子を直す時間がないことが多いです。そのため、最初から崩れにくい状態を作ることが大切です。例えば、ポニーテールを作る際に、髪の毛を2回に分けて巻きつける方法があります。1回目は通常通り巻き、2回目は少しずらして巻くことで、根元がしっかりと固定されます。
また、レッスン中に崩れてしまった場合は、すぐにピンで留め直すのではなく、ヘアスプレーを吹きかけてからピンで固定すると、長持ちします。毎日素晴らしい髪を演出するバレエテクニックでも、こうした簡単なテクニックを紹介しています。
舞台用の美しいシニヨン作り
舞台では、見た目の美しさが重要です。お団子の位置や形を整えるために、ネットを使って髪の毛を均一に包み込みます。また、お団子の表面を滑らかにするために、細かい毛をピンで留めるなどの工夫が必要です。
さらに、舞台では照明の影響で髪の毛の色が変わって見えることがあります。そのため、ネットやピンの色を髪の毛に合わせるだけでなく、ヘアスプレーのツヤ感も調整すると良いでしょう。バレエの衣装にマッチするヘアスタイルでは、舞台映えするヘアスタイルのコツを詳しく解説しています。
よくある質問とその回答
バレエのお団子に関する質問は、レッスンを通じてよく受けます。ここでは、生徒さんから寄せられる代表的な質問とその回答を紹介します。
Q1. 短い髪の毛でもお団子は作れますか?
A. 短い髪の毛でも、お団子を作ることは可能です。ただし、ボリュームを出すために、ヘアエクステンションを使うことが多いです。エクステンションを使うと、自然な仕上がりになり、固定もしやすくなります。ラリーズスクールオブバレエの天王寺阿倍野校では、短い髪の毛の生徒さんにも対応したヘアスタイルのアドバイスを行っています。
Q2. お団子が崩れる原因は何ですか?
A. お団子が崩れる主な原因は、根元の固定が甘いことです。特に、ポニーテールの根元が緩んでいると、お団子全体が下がってきてしまいます。また、ピンの刺し方が浅いと、動いているうちに外れてしまうこともあります。さらに、汗や湿気も崩れの原因になるので、ヘアスプレーの選び方も重要です。
Q3. 子供でも同じ方法でお団子を作れますか?
A. 子供の髪の毛は細くて柔らかいことが多いので、大人と同じ方法では固定が難しいことがあります。子供の場合は、根元をしっかりと固定するために、ゴムを3回巻きにするなどの工夫が必要です。また、ピンも子供用の小さなものを使うと、固定しやすくなります。スタジオでは、子供の髪質に合わせたアドバイスも行っています。
まとめ
バレエのお団子が崩れないようにするためには、基本的な固定テクニックと適切なアイテムの選び方が重要です。プロのダンサーたちが実践している方法を取り入れることで、レッスンや舞台でも安定したシニヨンを維持できます。
特に、根元の固定をしっかりと行い、ネットとピンを効果的に使うことで、崩れにくいお団子を作ることができます。また、ヘアスプレーやピンの選び方も、仕上がりに大きく影響します。これらのテクニックを身につけることで、バレエのヘアスタイルがより楽しく、自信を持って取り組めるようになるでしょう。
ラリーズスクールオブバレエでは、生徒さん一人ひとりの髪質やニーズに合わせたアドバイスを行っています。スクール紹介をご覧いただき、ぜひ一度体験レッスンに参加してみてください。質の高いレッスンを通じて、バレエの楽しさを実感できるはずです。
-1-120x120.png)