バレエ留学や海外オーディションを目指す人にとって、英語で自分を表現できる力は大きな武器になります。
審査員は世界各国から集まり、レッスンや面接は基本的に英語で行われます。どんなに踊りが美しくても、英語で自信を持って話せるかどうかが合否を分けることも少なくありません。
この記事では、海外バレエオーディションでよく使われる英語表現や、審査員との会話で役立つフレーズをわかりやすく紹介します。
これを読めば、英語面接やクラスオーディションでも自信を持って受け答えができるようになります。
1. 海外オーディションではどんな英語が求められる?
海外のバレエ学校やカンパニーのオーディションでは、以下のような英語力が求められます。
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レッスン中の指示を理解できること(例:plié, tendu, across the floor, from the corner)
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自己紹介や志望動機を英語で話せること
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簡単な質問に英語で答えられること
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自分の身体的特徴や得意分野を説明できること
つまり、「完璧な英語」よりも、自分の考えを明確に伝えられるシンプルな英語表現が大切です。
2. 自己紹介で使える英語フレーズ
オーディションの最初に行われるのが自己紹介。
ここでの印象はとても大事です。短くても、自信を持って笑顔で話すことを意識しましょう。
基本の自己紹介例
Hello, my name is [名前]. I’m [年齢] years old and I’m from [国/都市].
I’ve been studying ballet for [年数] years.
I’m very passionate about classical ballet and I’m excited to dance today.
日本語訳:
こんにちは。私は〇〇と申します。〇歳で、〇〇出身です。
バレエは〇年間学んでいます。クラシックバレエが大好きで、今日踊れることをとても楽しみにしています。
志望動機を加える場合
I would like to join this school because I admire the style and training here.
I want to improve my technique and artistry under your guidance.
ポイント: “I want to improve…”(上達したい)という表現はとても自然で、やる気を伝えられます。
3. レッスン・審査中によく使われる英語
海外オーディションでは、審査員が英語で指示を出します。
よく使われる表現を理解しておくと、動きにスムーズに反応できます。
英語の指示 | 意味 |
---|---|
From the beginning | 最初から |
One more time | もう一度 |
From the corner | 斜め前から(対角線上から) |
Across the floor | 横断して(移動しながら) |
In groups of three | 3人ずつで |
Thank you, next group! | ありがとう、次のグループ! |
Freestyle | 自由に踊ってください |
Show your personality | あなたらしさを見せてください |
TIP: オーディション中は「理解できていないのに動かない」よりも、他のダンサーを見て行動することが大切です。
4. 面接・質問で使える英語フレーズ集
審査の最後に、面接形式でいくつか質問されることがあります。
ここではよくある質問と答え方の例を紹介します。
❓ Why do you want to study abroad?(なぜ海外で学びたいのですか?)
I want to study abroad because I want to experience different ballet styles and cultures.
I believe it will help me grow as a dancer and as a person.
❓ What do you think is your strength?(あなたの強みは何ですか?)
My strength is my musicality and attention to detail.
I always try to express emotions through my dance.
❓ What is your dream as a dancer?(あなたの夢は?)
My dream is to become a professional dancer and perform around the world.
I also want to inspire others through ballet.
❓ What do you do when you make mistakes?(失敗したときはどうしますか?)
I try to stay calm and learn from my mistakes.
I believe mistakes help me improve.
5. 海外オーディションでの印象アップのコツ
① 笑顔とアイコンタクトを意識する
英語が完璧でなくても、表情と態度で印象は大きく変わります。
② ジェスチャーで補う
言葉が出てこないときは、体で表現してもOK。
③ 自信のある姿勢を保つ
背筋を伸ばし、胸を開いて話すだけでプロフェッショナルな印象になります。
④ 短い英語を正確に使う
長い文章よりも、短く正確なセンテンスが効果的。
“I love to dance.”
“I practice every day.”
“I want to challenge myself.”
6. 英語力アップのための練習方法
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毎日少しずつ英語を聞く
YouTubeで“Ballet class in English”や“Ballet audition tips”などを検索して耳を慣らしましょう。 -
自分の自己紹介を録音する
発音をチェックして、自然な英語に慣れる練習になります。 -
友達や先生に英語で話す練習を頼む
バレエの先生や留学経験者とロールプレイをすると効果的です。
7. まとめ|バレエ英語で世界へ一歩踏み出そう
海外バレエオーディションでは、ダンスと英語の両方で自分を表現できる力が求められます。
完璧な文法よりも、伝える姿勢と自信が何より大切です。
英語は「話すための道具」。今日紹介した表現を少しずつ使っていけば、
「英語が苦手だから…」という不安が「伝わる楽しさ」に変わっていきます。