首の後ろ(僧帽筋)ストレッチで頭痛を軽減

僧帽筋とは?

僧帽筋(そうぼうきん)は、首から肩、背中の上部に広がる大きな筋肉です。形が僧帽(とんがり帽子)に似ていることから名づけられています。上部・中部・下部に分けられ、それぞれ役割があります。

  • 僧帽筋上部:首を支え、頭を後ろや横に動かす

  • 僧帽筋中部:肩甲骨を寄せ、姿勢を安定させる

  • 僧帽筋下部:肩甲骨を下げ、腕を持ち上げやすくする

特に首の後ろにある僧帽筋上部は、長時間のデスクワークやスマホ操作で硬くなりやすく、緊張性頭痛や肩こりの大きな原因になります。

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僧帽筋のコリと頭痛の関係

僧帽筋が硬くなると血流が悪化し、頭部への酸素供給が不足して「頭が重い」「締めつけられるように痛い」といった症状が出やすくなります。

  • 緊張型頭痛:後頭部からこめかみ、首すじにかけて痛みが広がる

  • 目の疲れ・集中力低下:首や肩の筋肉が固まり、眼精疲労を助長

  • 姿勢の悪化:猫背や巻き肩につながり、さらに僧帽筋を酷使

この悪循環を断ち切るには、僧帽筋をゆるめるストレッチが効果的です。


僧帽筋ストレッチの基本ポイント

  1. 呼吸を意識する:ゆっくり吐きながら筋肉を緩める

  2. 反動をつけない:急な動きは逆に緊張を招く

  3. 20〜30秒キープ:じんわり伸ばすことが大切

  4. 痛気持ちいい程度に行う


おすすめストレッチ3選

① 側屈ストレッチ(首の横伸ばし)

  1. 椅子に座り、背筋を伸ばす。

  2. 右手で頭を軽く持ち、右側に倒す。

  3. 左肩は下げるように意識し、首の左側を伸ばす。

  4. 20〜30秒キープして反対側も。

👉 僧帽筋の上部がゆるみ、頭部の血流が促進される。


② 斜め前ストレッチ(後頭部リリース)

  1. 背筋を伸ばして座る。

  2. 顎を軽く引き、頭を斜め前に倒す。

  3. 両手を頭の後ろに添えて、軽く重みをかける。

  4. 首の後ろから僧帽筋の付け根までがじんわり伸びる。

👉 パソコン作業で凝りやすい「首の後ろ」を的確にリセット。


③ 肩すくめリリース

  1. 息を吸いながら肩を耳に近づける。

  2. 息を吐きながらストンと力を抜く。

  3. 10回ほど繰り返す。

👉 僧帽筋の緊張をほぐし、自律神経を整える効果も。


日常生活でできる工夫

  • 画面の高さを目線に合わせる → 首の前傾を防ぐ

  • 1時間に1度は肩回し → 筋肉の硬直をリセット

  • 深い呼吸を意識する → 僧帽筋の緊張はストレスでも高まる


まとめ

首の後ろにある僧帽筋は、頭痛や肩こりの大きな原因になります。ストレッチで柔軟性を取り戻すことで、血流が改善され、頭痛の軽減・集中力の回復・姿勢改善につながります。毎日の習慣に取り入れて、軽やかな首と肩を保ちましょう。


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