バレエを習っていると、「もっとしなやかに動きたい」「次のポーズにつながるように踊りたい」と感じたことはありませんか?
実はこの“動きのつながり”こそが、バレエ上達の鍵ともいえる大切な要素なのです。
今回は、バレエにおける「動きのつながり」をテーマに、なぜ重要なのか? どのように練習すればよいのか? をわかりやすくご紹介します。
💡“つながり”とは何か?
バレエの動きは、一つひとつのポーズやステップが連続してつながっていくことで、美しく見えます。
逆に、ポーズごとに“止まってしまう”踊りは、ぎこちなく見えたり、音楽とずれてしまったりします。
つまり、「つながり」は、ただスムーズに動くというだけでなく、
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重心の移動
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筋肉の連動
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呼吸と動きの一致
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音楽との一体感
これらがすべて含まれる、非常に奥の深い要素なのです。
🧠つながりを生み出す“意識”の持ち方
まず大切なのは、「前の動きが次の動きを生み出す」という意識です。
たとえば:
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アラベスクからロン・ド・ジャンブに移るとき
👉 軸足の内もも、体幹、腕のラインを意識すると、自然に次の動きが導かれます。 -
プリエからジャンプへ
👉 プリエでためたエネルギーを“跳ぶ”ために活かす感覚を持つと、連動がスムーズになります。
どの動きも“スタート”と“ゴール”だけを見るのではなく、「その途中で体がどう連動しているか」を丁寧に感じることが、つながりのある踊りへの第一歩です。
🦶トレーニング例:つながりを感じるためのエクササイズ
① “流れ”のあるバーレッスンを心がけよう
バーレッスンでも、一つ一つの動きを単発で終わらせず、次の動きへスムーズに繋げる意識を持ちましょう。
おすすめポイント:
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バーを持つ手は“支え”でなく“サポート”。体幹で立つ意識を。
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プリエ→タンデュ→ジュッテ…と動きの“流れ”を意識して、止まらずに動いてみる。
② センターレッスンでの“移動の質”を高める
移動を伴うアンシェヌマン(組み合わせ)では、足だけでなく、胴体、腕、顔の動きの一体感を意識しましょう。
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パ・ド・ブレなどの移動ステップで、上半身が遅れないように。
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アームスの“先行動作”を意識することで、動きがより自然に。
③ 呼吸と音楽にのる練習
呼吸を止めると動きも止まります。
「息を吐きながら動く」「吸いながら伸びる」など、呼吸とともに動く練習は、動きの“つながり”に直結します。
🎵音楽との“つながり”も忘れずに
音楽はバレエにおける大切なパートナー。
つながりのある踊りには、音楽にのったリズム感、フレーズ感が欠かせません。
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1音ごとに動くのではなく、フレーズ全体を意識して踊る
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音を“聴く”のではなく“感じる”ことで、より自然な流れが生まれる
こうした感覚は、レッスンで音楽と向き合ううちに徐々に身についていきます。
📝まとめ:つながりを感じる=“踊っている”ということ
つながりを意識することは、単に「キレイに見せる」ためではありません。
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自然に体を使える
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怪我を防ぐ
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表現の幅が広がる
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自分自身が“踊っている”実感が得られる
こうした多くのメリットがあり、何よりバレエがもっと楽しくなります。
ぜひ、今日のレッスンから「動きのつながり」を意識してみてくださいね🩰✨