■ はじめに
「バレエを始めたいけど、どんなシューズを選べばいいの?」
「布製?レザー?フルソールって何?」
そんな疑問を持つ方のために、今回はバレエシューズに関する基本知識から選び方、履き方、ケアの方法までを分かりやすく解説します。
バレエの第一歩は、足元から。
自分にぴったりのシューズを見つけて、楽しいバレエライフをスタートしましょう!
■ バレエシューズの種類|布?レザー?初心者に合うのは?
◎ 布(キャンバス)素材
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通気性が良く、軽い
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洗濯できて衛生的
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比較的リーズナブル
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足のラインがはっきり出やすい
初心者にも人気の高い素材で、汗をかきやすい人や毎日練習する学生さんにもおすすめです。
◎ レザー(革)素材
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耐久性が高く、長持ち
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足にフィットしやすい
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土踏まずのサポート感がある
柔らかく馴染むまでは少し時間がかかりますが、フィット感重視の方におすすめです。
■ ソールの種類|フルソール vs スプリットソール
◎ フルソール(初心者向け)
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足裏全体を支えてくれる
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足の筋力をしっかり鍛えられる
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安定感があり、特に子どもや初心者向け
◎ スプリットソール(中級者以上)
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土踏まず部分がカットされており、足の甲を綺麗に見せられる
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柔らかく動きやすいが、筋力がないと不安定に感じることも
最初はフルソールから始めて、慣れてきたらスプリットに移行するのが一般的です。
■ バレエシューズのサイズ選びのコツ
シューズ選びで一番大切なのはサイズ感。
小さすぎると痛く、大きすぎると滑ってしまうため、以下のポイントを意識しましょう。
✅ 試着時のチェックリスト
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指が軽く動かせる程度の余裕がある
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踵が浮かず、ぴったりフィットする
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靴下ではなくバレエ用タイツや裸足で試着すること
ブランドによってサイズ感が異なるため、必ず試着することをおすすめします。
■ 正しい履き方|リボンを結ぶ位置にも注意!
バレエシューズには、ゴムバンドやリボンがついています。
その役割は、足にしっかりフィットさせるためです。
◎ ゴムの調節
足の甲にクロスしているゴムは、きつすぎず緩すぎず。
踵が浮かないようにするのが理想です。
◎ リボンの結び方
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前で結んだ後、リボンの先を中に入れ込むのがマナー
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結びっぱなしにせず、毎回確認すること
レッスン中に解けてしまわないように注意しましょう。
■ シューズのケア方法|長持ちさせるためにできること
✅ 布製の場合
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洗濯ネットに入れて、優しく手洗い or 洗濯機のドライコースで
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陰干しで完全に乾かす
✅ レザー製の場合
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水洗いはNG
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柔らかい布で汗や汚れを拭き取る
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たまにレザー用クリームで保湿すると◎
通気性のある袋に入れて保管することで、臭いやカビを防げます。
■ よくあるQ&A
Q. 100円ショップなどで買ったシューズでも大丈夫?
A. 足をしっかりサポートできない場合が多く、トラブルの原因になることも。信頼できるブランドのバレエシューズを選びましょう。
Q. 子どもの成長が早いので、少し大きめでも大丈夫?
A. 指が丸まるほど大きいのはNG。 軽く指が動く程度が目安。1〜2ヶ月ごとにサイズチェックを!
■ まとめ|“足元からバレエは始まる”
バレエシューズは、単なる運動靴ではありません。
「足と床のつながり」を感じ、動きを伝える大切なパートナーです。
自分に合った素材・ソール・サイズを選び、正しく履いて、丁寧にケアすることで、
レッスンがより快適で、上達への道もスムーズになります。
足元が整えば、自然と動きも美しくなっていきますよ。