バレエのターンは、ただ「たくさん回る」だけでは本当の美しさにたどり着きません。
プロのダンサーを見て「同じ回転数なのに、なんであんなに美しく見えるんだろう?」と感じたこと、ありませんか?
今回は、ターンをもっとエレガントに見せるための秘訣を、
腕・視線・表情という3つのポイントに分けて、わかりやすく解説していきます!
1. 美しいターンは「腕の形」から生まれる
ターン中、腕は体の軸を支えると同時に、バレエらしい上品な印象を作り出します。
① 丸みのあるアームスを保つ
ターン中に大切なのは、「丸いラインを崩さないこと」。
肘をわずかに曲げ、手首や指先まで優しくカーブを作りましょう。
特に注意したいのは…
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肩が上がらない
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肘が落ちない
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手がダラッとしない
バレエの基本ポジション(1番ポジションやアロンジェ)を思い出して、ターン中もその形をキープしてください。
② 腕を「引き寄せる力」を使う
ピルエットでは、回転中に腕を体に少し引き寄せると遠心力が生まれ、より軽やかに回れます。
ただし、ギュッと力を入れすぎず、自然な引き寄せを意識しましょう。
2. 視線でターンの「強さ」と「優雅さ」が変わる
ターンで視線をどう使うかは、バレエの表現に直結します!
① スポットの基本を守る
もちろん、スポットはターンの基本中の基本。
速く・正確に視線を戻すことで、ターンのバランスが保たれます。
② 目線は「遠く」へ
ターン中、近くの床や足元を見ないこと。
視線をできるだけ遠く、水平線を見るようにすると、ターン全体がのびやかに、美しく見えます。
ダンサーがステージで回っているときに、お客さんに吸い寄せられるように感じるのは、実はこの「目線の遠さ」がポイントなんです!
3. 表情でターンに「物語」を宿す
最後にとっても大事なポイント。
ターン中に、顔がこわばっていないか気をつけましょう。
① 口角を軽く上げる
少しだけ微笑むように口角を上げると、顔全体が柔らかくなり、観客に優しい印象を与えます。
「笑顔!」と意識しすぎると不自然なので、あくまでもナチュラルな微笑みを目指しましょう。
② 目元をリラックス
緊張して目がカッと開いてしまう人も多いですが、目元はリラックスさせて、
「優しく見つめる」ような感覚で。
踊りの中で物語を伝えようとするだけで、ターンの美しさは格段にレベルアップします。
まとめ|バレエターンの「技術+表現」で本当の美しさを手に入れる!
✔︎ 腕の丸みをキープする
✔︎ 視線を遠くに持っていく
✔︎ 優しい表情でターンを包み込む
この3つを意識するだけで、同じ回転数でも見違えるほどエレガントなターンになります!
バレエのターンは、回転数だけがゴールではありません。
技術と表現、両方を磨いて、あなたらしい美しい回転を目指していきましょう✨